8a3. ポテンショスタット拡張基板:一般的な記録系・FGとの接続

ここで紹介している自作ポテンショスタットは Analog Discovery に接続することを前提にしている.しかし,実際の回路自体はポテンショスタットの基本回路そのものなので,接続端子さえ用意すれば,一般的な記録系,ファンクションジェネレータ等と組み合わせて使うことができる.


Fig. 8a3.1 基板上の信号関係のピン配置

Fig. 8a3.1 に赤く示したランドのみ考えればよい (GND は共通).これらを用いれば任意の外部機器と接続ができる.
ただし,電位情報は符号が反転している点に注意が必要である.2chの 記録系を用いる場合,それぞれの信号グラウンドが切り離せるようになっている (あるいは差動入力) ものは,電位測定チャネルの極性を逆に接続すればよい.切り離せない場合は,記録後に何らかの方法で電位情報の符号を変える必要がある.安価なオシロスコープには切り離せないものがあるので,その場合はオシロスコープの画面設定で極性反転を行なう等で対応することができる.

実際の信号の取り出しは,以下のように行なう.


Fig. 8a3.2 ボックス型ピンヘッダーの例 (左,縦型;右).


Fig. 8a3.3 コネクタ付きケーブルの例.

いずれにしてもどのピンがどの信号に対応するかは,よく確認していただきたい.